TMGK


玉川学園は地元住民によるまちづくり憲章があるほどの、非常に住民意識の高い地域です。そして大学も位置することから、文化的な香りのする良好な住宅地ですが、駅前の空間にはその豊かな緑が十分ではない殺風景な風景が広がっていました。私たちは既存の駅舎に該当する部分の階段などを残したままという制約の中で、新しい商業施設をデザインすることになりました。そこで私たちの提案は線路の南と北に広がる緑豊かな丘陵住宅地の特徴をしっかりと駅前に表現することを目指しました。具体的には立体的な緑地を建物に配することを行いました。それは店舗前の街路樹、一階から二階の間のファサードを壁面緑化し、二階の少しのバルコニーに配した植栽がこの立体的な緑地の役割を担っています。
また私たちが今までお手伝いさせて頂いたプロジェクトの中で最も長い連続立面を形成できる案件であったために、その敷地的な特徴を十分に生かして、立体的な緑の帯が連続することを目指しました。
この提案により、玉川学園の周辺イメージに合致した緑豊かな商業空間を作り出すことができて、歳月を経てこの建物がごく自然のごとく昔から存在していたと感じられる施設になることを、願っています。


2014/06-2015/12
店舗設計
敷地面積:9509.19㎡
延床面積:829.04㎡
東京都町田市
施主:小田急電鉄 株式会社
施工:株式会社フジタ
 


Photo By Tatsuya Noaki                                                                   Concept